


何という運命の悪戯だろう。
山川ノリヲさん(忌野清志郎&2・3’Sのギタリスト)と共にこの訃報を聞くことになろうとは・・・・
オレは仁健のライヴの為、JUKE JOINTへ。
共演はギターパンダ。
今考えたら、この日のライヴは最初から不思議な空気感が漂っていた。
ご来場頂いた皆様ならご理解頂けると思うが、決して悪いライヴでは無かったのに、お客さんもオレらも、そしてノリヲさんも何となく盛り上がれない空気というか、変なムードだった。
ライヴ終了後、そのままJOINTで打ち上げを開始、まさに乾杯をした直後、Yから「突然やったね。ご冥福を。」とのメールが。
オレは何の確信も無いのに、つい「おいおい、まさか清志郎じゃないやろね!」と大きい声を出した。今考えたら、ノリヲさんを前に失礼だった。
それだけ動揺したのだ。
直ぐに「誰が死んだと?」と返信したら「清志郎」との返事。
その場が一気に静かになった。
だって、キヨシロー&2・3’Sのギタリスト、山川ノリヲさんを筆頭にオレの友達の中でも、最も熱心なキヨシローさんファンと言っても過言ではないJUKE JOINTスタッフのM、さらにオレと意気投合するきっかけとなったのが、まさにキヨシローさんだった東健介、さらにさらにオレのライヴをよく聴きにきてくれるお客さん達、そしてRCの「トランジスタラジオ」と中学時代に衝撃の出会いをして28年。未だ最も影響を受けたシンガーの部第一位が忌野清志郎さんであるオレが一堂に会しているのだ。
さらに驚くことに、この日の仁健のセットリストは最初は全部オリジナルの新曲でやるつもりだったのだが、何回目かの練習で「RCが演りたいね。」ということになり、「君が僕を知ってる」をカヴァーしたのだ。
これだけではない。なんとギターパンダもこの日のライヴで2・3’S時代にノリヲさんとキヨシローさんが共作した「お弁当箱」と「死にたくなる」を演ったのだ。
偶然にしてはあまりにも出来過ぎである。
ノリヲさんは「まいったなあ。」と言いながらも場を盛り上げようとここでは書けないようなボスとの武勇伝を面白おかしく語ってくれるのだが、無理して明るく振舞っているのが痛いほど伝わってくるのだ。
さらに酒が入ってくるとそのテンションは上がり「みんな呑もう!オレが奢るからみんな呑もう!!」と全員に清志郎さんと出会ったきっかけを無理やり語らせたり呑ませたり。普段はこんな強引なこと、絶対しないのにな。
そして時折「まいったなあ・・」と呟き、長いトイレに入るのである。
オレもこの時間、多くの友人からメールや電話をもらったんだけど、ノリヲさんの携帯は最早パンク寸前って感じだった。K本H人さんとか。
酒もかなり呑んでたんだけど、あまり酔いが回らない。
オレは無性に歌いたい気持ちになり、健介と純二にアコギを弾かせて「僕とあの娘」と「君が僕を知ってる」を歌った。
するとノリヲさんも「ジンロウくん歌って。」とギターを弾き始めた。
曲は「多摩蘭坂」「いいことばかりはありゃしない」
そしてオレのリクエストで「プライベート」皮肉にもボスの不幸がきっかけで本物が弾くギターで歌えるとは。
ノリヲさんは、RC以降のボスの作品があまりにも過小評価されているってことと、あんなに愛情の大きい人はいないってことを何度も何度も言っていた。
気が付けば夜が明けている。お通夜は永遠に終わりそうに無い雰囲気だったので、オレが仕切って終焉に。正直みんなほっとしただろう。(笑)
しかしノリヲさんは満足しない。「もう一軒行こう~!」この時既に午前6時過ぎ。さすがにみんなしんどそうだったので、「ノリヲさん、二人で呑みましょうよ。」と誘う。たまたま焼酎が呑めるたこ焼き屋を発見し、二人で入った。
ここから先の会話は二人だけの秘密である。
しかし、清志郎さん、新曲はもう聴けないんですか・・・・
ただただ・・・悲しいっす。
(写真は一枚目がkurimiさん、二枚目がyuriopusdaisyちゃん)
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